ABOUT
■Jacquard Works[ジャカード・ワークス]について
Jacquard Works[ジャカード・ワークス]は、1300年以上つづく織物のまち「桐生」で、
1906年創業のジャカード織機屋、SUSAIから2022年に誕生したファクトリーブランドです。
Jacquard Worksは、須裁が120年に渡り培ってきたジャカード織物の技術を未来に繋げていくため、
現代でも毎日の生活に自然に取り込めるような、ジャカード織の製品をつくっています。
2022年に誕生してから少しずつ製品の種類を増やし、2024年の後半から卸販売やPOPUP販売なども開始して、
皆さまにブランドを知って頂く機会を一歩ずつ増やしてきました。
■Jacquard Works誕生のきっかけ
近年の日本の織物づくりは、衣料品の低価格化と生産拠点の海外移転により、大きな打撃を受けてきました。
私たち日本人は海外で生産された安価な衣服を多く購入出来るようになり、
日本の高度な技術で織られた生地を身に纏う機会は随分と少なくなりました。
一部の生地は、海外の高級ブランドから厚い信頼を受けて輸出されているものの、
高度な技術を持ちながらも、事業を終了せざるを得なかった小さな工場も全国に無数にあります。
このような形で日本の織物技術が継承の機会を失うと、近い将来に日本ではほとんど織物を織れないという事態になりかねない。
桐生でも、1300年以上かけて培われてきた多くの技術が消えてしまいかねない。
この強い危機感が、私たちをJacquard Worksの立ち上げに導きました。
ジャカード織物の製造工程は複雑で、多いときは10名以上もの職人による技術の連携で、初めて一枚の生地が織り上がります。
この職人たち一人一人の技術を後世に残したくて、そして多くの方に日本の素晴らしいジャカード織物をお届けしたくて、
私たちは日々製品を作り続けています。
■Jacquard Worksが誕生したまち「桐生」
赤城山や吾妻山などの山々に囲まれ、渡良瀬川がまちの中心を流れる自然に溢れた桐生のまちは、
古くから織物の街として栄えてきました。
桐生の織物の起こりは、今から1300年ほど前の奈良時代まで遡ります。
有史上の初出は続日本紀で、この地には昔から織物産業が盛んであった事がわかります。
慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いでは、徳川家康の要請により、
旗絹をわずか1日で2410疋も織り出し、東軍の勝利に貢献したという話も残されています。
江戸時代には『西の西陣、東の桐生』と称され、高級織物を中心として、昭和初期までの日本の基幹産業を支えてきました。
昭和期には、ノコギリ屋根の織物工場が数多く建てられ、今もその姿を市内で見ることができます。
現在も、桐生は企画から製品化までのデザイン、撚糸、染め、織り、編み、刺繍、縫製など、
多くの工程の技術が集積した繊維産地となっています。
■1300余年の歴史を持つ繊維産地で、三代に渡り営むジャカード織物の機屋
Jacquard Worksの製品を製作しているSUSAI(須裁株式会社)は、
桐生にて初代・須永裁七が1906年に「須裁織物工業」として創業し、機屋としての歩みを始めた会社です。
以降、創業から110余年、古くはシルクを使った帯地などの和装用生地から、
輸出向けのドレス用生地までを手掛けていました。
近年では、国内向け婦人服用のジャカード織生地などが主となっており、
そのときどきの時代背景や流行によって用途やデザインは変われど、三代に渡ってジャカード織物を織り続けています。
■ジャカード織物とは
皆さんが日常生活で触れている布地は、大きく分けると織り物、編み物、不織布、があります。
編み物は、靴下、Tシャツ、セーターなど。不織布は、マスクなどです。
その他の多くの布地は織り物となります。
織り物の中でも、ジャカード織物は、1801年にフランスの発明家、
ジョゼフ・マリー・ジャカール(英語読み:ジャカード)氏によって発明された自動織機である、
ジャカード織機を使って織られた織物を指します。
このジャカード織機は、1873年に、フランスやオーストリアから、はじめて日本(京都・西陣)に導入されました。
1877年以降には、当社のある群馬県桐生へも導入され、
その後も桐生を中継地として、改良されたジャカード織機が全国各地に広まっていきました。
ジャカード織のような「織物」は、布地の上から絵柄を印刷した「プリント生地」と異なり、
色や柄のデザインが一本一本の糸の構成により、生地自体に織り込まれています。
このため、自然な立体感や豊かな表現が可能で、婦人服や紳士用ジャケット等によく使用されています。
このジャカード織物が織り上がるまでには、数多くの工程を経る必要があり、
その工程にはそれぞれ個別に専門の職人が携わっています。
現在では、これらの工程の一部が、近代化・効率化の流れの中でデジタル化されたり、
小さなロボットによる作業に置き換えられたりはしているものの、
原理的には100年前とあまり変わらない技法が今でも引き継がれています。
ジャカード織物は、複数の素材を使用したものであればあるほど、多くの職人が関与し、
多様で複雑な、しかし個性的で美しい表現が可能となります。
沢山の職人たちが丹精込めて丁寧に織り上げたジャカード織物を、どうぞ身近に置いて頂き、お楽しみください。
企業情報
須裁株式会社(SUSAI Co.,Ltd.)
代表取締役 須永 康弘
〒376-0034 群馬県桐生市東五丁目4-9
TEL :0277-45-2750
E-MAIL:shop*jacquard-works.jp (*を@に変更して送信ください)

